広告計測

Googleタグマネージャー(GTM)を使い、公開予約ページからの予約を広告の成果として計測します。FIT KARTEの連携設定は、代表者または「運営設定」の権限を持つスタッフが操作できます。

Meta広告・Google広告・X広告など、利用する広告媒体に共通する手順を説明します。FIT KARTEにはGTMコンテナIDを登録し、GTM側で利用する媒体のタグを追加します。 複数の媒体を使う場合も、FIT KARTEへの登録と予約トリガーの作成は共通です。

対象画面

  1. 店舗の管理画面(https://dashboard.fit-karte.com/[ブランドID]/[店舗ID])にアクセスします。
  2. 設定 > 運営設定 > 外部連携 を開きます。
  3. 広告計測 > Googleタグマネージャー の 連携 ボタンをクリックします。有効な連携がある場合は 連携済み と表示されます。

計測する内容

公開予約ページからの予約が保存された時点で、GTMに予約イベントを送ります。

  • 公開予約ページからの通常予約・クラス予約が対象です。
  • 新規のお客様も、予約履歴のあるお客様も対象です。同じお客様が公開予約ページから別の予約を作成すると、その予約も計測します。
  • 同じ予約のイベントを重ねて通知しないよう、予約ごとのイベントIDで二重通知を防ぎます。
  • 管理画面からの予約登録、マイページの継続予約、イベント専用ページからの申込みは、通知の対象外です。
  • 計測のタイミングは予約の保存成功時です。決済の成功、店舗による承認、来店完了を表すものではありません。

FIT KARTEからGTMに渡した予約イベントを、GTMのタグで広告媒体へ送ります。広告の配信最適化に使う場合は、各媒体側でも予約を最適化対象に指定します。

💡 補足: 広告からの流入かどうかでFIT KARTE側の通知を制限しません。どの広告による成果かは、各媒体が広告のクリック・表示情報と計測設定に基づいて判断します。GTMへの通知件数が、そのまますべて広告経由の成果になるわけではありません。

連携の流れ

  1. FIT KARTE:店舗のGTMコンテナIDを登録します。
  2. GTM:共通の予約トリガーとイベントIDの変数を作ります。
  3. GTM・広告媒体:利用する媒体の計測先を用意し、送信タグを予約トリガーに接続します。
  4. GTM・広告媒体:予約イベントの発生と媒体側の受信を確認して、公開します。

GTMの連携だけでは広告媒体への送信は始まりません。「利用する広告媒体の送信タグを作る」で、媒体ごとのタグを用意します。

連携前に用意するもの

用意するもの内容
GTMコンテナ対象店舗のウェブ用コンテナ。編集・公開できるGoogleアカウントを用意します
GTMコンテナIDGTM-で始まるID。FIT KARTEに入力します
広告媒体の操作権限利用する広告アカウントで、計測先の作成・確認と広告の最適化設定ができる権限
媒体ごとの計測先ピクセルやコンバージョンアクションなど。「広告媒体側で計測先を用意する」で、必要なIDを確認します

⚠️ 注意: GTMコンテナIDと、各広告媒体のピクセルID・コンバージョンIDは別のものです。FIT KARTEにはGTM-で始まるIDを入力し、媒体ごとのIDはGTMのタグに入力します。

FIT KARTEにGTMを登録する

  1. Googleタグマネージャーで、対象店舗のウェブ用コンテナを開きます。新しく作る場合は、対象プラットフォームを ウェブ にします。
  2. 表示されている GTMコンテナID をコピーします。
  3. FIT KARTEのGoogleタグマネージャー連携画面で、コピーした値を GTMコンテナID に貼り付けます。
  4. 登録 をクリックします。初回登録時は、自動で有効になります。

💡 補足: FIT KARTE側の設定は、GTMコンテナIDと有効・無効だけです。有効・無効は、登録後に右上の編集アイコンから切り替えられます。GTMの設置用コードをFIT KARTEに貼り付ける作業は不要です。

共通の予約トリガーを作る

トリガーは、タグを動かすタイミングを指定する設定です。GTMの トリガー > 新規 から、次のように設定して保存します。

GTMの項目入力・選択する値入力のしかた
管理用の名前例:予約申込完了任意の名前
トリガーの種類カスタムイベント画面で選択
イベント名fit_karte_reservation_submittedそのまま入力
正規表現一致を使用OFFチェックを外す
このトリガーの発生場所すべてのカスタムイベント画面で選択

💡 補足: 「すべてのカスタムイベント」は、上で指定したイベント名に一致するイベントが対象です。予約完了ページのURLや、ボタンのクリック条件は設定しません。Google公式のカスタムイベントトリガーの説明

⚠️ 注意: fit_karte_reservation_submittedは予約の保存成功ごとに通知する固定名です。以前のイベント名でGTMを設定済みの場合は、トリガーのイベント名をfit_karte_reservation_submittedへ変更し、プレビューで確認してから公開してください。

予約を識別するIDをGTMで読み取る

FIT KARTEは、予約の通知に「どの予約か」を区別するIDを自動で付けています。同じ予約を重複して数えないために使います。ここでは、そのIDをGTMで読み取り、広告媒体へ渡すための設定を作ります。予約ごとのIDを自分で作る必要はありません。

  1. GTMの左メニューで 変数 を開きます。
  2. ユーザー定義変数 の 新規 をクリックします。
  3. 画面上部に管理用の名前を付けます。この例ではDLV - event_idとしますが、予約の識別番号など、自分が分かる名前で構いません。
  4. 変数の設定 をクリックし、種類から データレイヤーの変数 を選びます。
  5. データレイヤーの変数名 にevent_idと入力します。ここは自分で付ける名前ではありません。
  6. データレイヤーのバージョン は 2 を選びます。
  7. 保存 をクリックします。

⚠️ 注意: event_idは「FIT KARTEから届く情報のうち、どの項目を読み取るか」を指定する名前です。この欄には、予約IDや広告媒体のピクセルIDではなく、event_idという文字をそのまま入力してください。

💡 補足: たとえば、予約Aではreservation:reserve-abc、別の予約Bではreservation:reserve-defのような値が自動で入ります。これらは例示であり、入力する値ではありません。

作成した変数は、次の「予約ごとのIDを対応づける」で各媒体のタグに指定します。設定は一度だけ行えばよく、その後は予約のたびに対応するIDが自動で読み取られます。Google公式のデータレイヤーの説明

利用する広告媒体の送信タグを作る

広告媒体側で計測先を用意する

利用する媒体の管理画面で、予約を受け取る計測先を用意します。すでに対象店舗の計測先がある場合は、そのIDと用途を確認して利用します。

⚠️ 注意: 下表のID・ラベルには、対象店舗の広告アカウントで発行された値を使います。自分で好きな文字を決めたり、FIT KARTEのevent_idを入力したりする欄ではありません。

広告媒体用意する計測先・ID予約受付の扱いの例
Meta広告イベントマネージャのMetaピクセルID予約受付を標準イベントScheduleとして送る
Google広告ウェブサイトのコンバージョンアクションと、GTM用のコンバージョンID・コンバージョンラベル予約受付用のアクションとして計測する
X広告イベントマネージャのXピクセルIDと、予約用イベントのイベントIDコードで計測する予約受付用イベントを作る

媒体側のイベント名や分類は、予約受付を表すものを選びます。MetaのScheduleなどの標準イベント名は媒体が定めた名前です。GTMで受け取るfit_karte_reservation_submittedを、すべての媒体のイベント名にそのまま入力するわけではありません。

基本タグと予約タグを分ける

媒体の公式手順に従って、GTMの タグ > 新規 から必要なタグを作成します。テンプレート名や項目名は、媒体・バージョンによって異なります。

タグの管理用の名前は 任意の名前 です。例えば、Meta - 予約、Google広告 - 予約、X - 予約のように、媒体と用途が分かる名前を付けます。

タグの役割動かすタイミング設定する内容
基本タグ予約ページを開いたとき。媒体の手順に従い、All Pagesなどを指定媒体の初期化、ページ閲覧や広告クリック情報の取得
予約タグ「共通の予約トリガーを作る」で作成したトリガーを 画面で選択。この例の名前は予約申込完了対象媒体の計測先と予約イベント、重複防止用ID

媒体ごとの基本タグ・予約タグは、次を参考にします。

  • Meta広告:Metaのピクセルテンプレートを使い、基本タグはPageView、予約タグはScheduleを選びます。Metaの公式テンプレート
  • Google広告:対象アカウントのGoogleタグと、コンバージョンID・ラベルを指定した Google広告のコンバージョントラッキング タグを用意します。Google公式のGTM設定手順。すべてのページでGoogleタグを読み込む場合、別のコンバージョンリンカーは不要です。既存構成はコンバージョンリンカーの公式説明も確認します。
  • X広告:Xピクセルの基本タグと、対象イベントを送るイベントタグを用意します。X側のGTM連携でタグが作成された場合も、予約用イベントタグのトリガーには、先ほど作成した予約トリガーを選びます。FIT KARTE独自の予約イベントが、自動で媒体の標準イベントに変換されることはありません。X公式のGTM連携・イベント計測手順

⚠️ 注意: 基本タグは予約タグより先に初期化されるよう、媒体の手順に従ってトリガーやタグの順序を設定します。同じ計測先の基本タグがすでにある場合は、重ねて作成しません。予約タグを All Pages で動かすと、閲覧だけで予約として送ってしまうため、必ず 予約申込完了 トリガーにします。

予約ごとのIDを対応づける

「予約を識別するIDをGTMで読み取る」で作った変数を、媒体の重複防止用の項目に指定します。GTMの変数選択から、自分が付けた変数の管理用の名前を選んでください。このマニュアルの例ではDLV - event_idです。

💡 補足: 選ぶと、欄には{{DLV - event_id}}のように表示されます。{{ }}は「この変数が読み取った値を使う」というGTMの表記です。別の名前を付けた場合は、その名前が表示されます。実際の予約IDは自動で渡されるため、ここに予約IDを手入力する必要はありません。

広告媒体FIT KARTEのevent_idを渡す項目
Meta広告予約タグのEvent ID(送信パラメータはeventID)
Google広告予約タグのトランザクションID(transaction_id)
X広告予約イベントのconversion_idパラメータ

⚠️ 注意: Xの管理画面で発行される「イベントID」と、FIT KARTEのevent_idは別の値です。 XのイベントIDは送信先のイベントを指定し、conversion_idには予約ごとに異なるFIT KARTEのIDを渡します。使用するタグの追加パラメータ欄などで指定してください。X公式のイベントパラメータの説明

FIT KARTEの予約イベントには氏名・メールアドレス・電話番号・決済金額を含めていません。予約件数の計測として設定し、フォームから個人情報を追加取得する機能や、購入金額の送信はこの手順では使用しません。

💡 補足: 複数媒体を使う場合は、媒体ごとに予約タグを作り、同じ 予約申込完了 トリガーを指定します。媒体を追加するたびにFIT KARTEの連携や共通トリガーを作り直す必要はありません。

5. プレビューでテストする

GTMの プレビュー を使うと、GTMの設定を公開する前にイベントとタグの動作を確認できます。Google公式のプレビュー手順

予約の確認

  1. テスト対象の店舗で、GTM連携を有効にします。
  2. GTM右上の プレビュー をクリックします。
  3. 対象店舗の公開予約ページURL(https://[ブランドID].fit-karte.com/plans?s=[店舗ID])を入力し、接続します。開発環境で確認する場合は、その環境のURLを使用します。
  4. テスト顧客を使い、公開予約ページから予約を行います。予約履歴のある顧客や無料プランでも確認できます。
  5. Tag Assistantで、fit_karte_reservation_submittedが1回表示されていることを確認します。
  6. そのイベントを選び、利用する各媒体の予約タグが発火し、イベントIDの変数に値が入っていることを確認します。
  7. データレイヤーのstore_idが対象店舗のIDになっていることを確認します。
  8. 各媒体のイベント受信・タグ診断画面でも、対象の計測先に予約イベントが届いていることを確認します。

⚠️ 注意: 広告タグを入れていないテスト用GTMコンテナでも、手順5までのイベント受信は確認できます。プレビュー中でも、広告媒体のタグを動かすとその媒体へデータが送られるため、テスト用の計測先などを使い分けてください。

公開と広告の最適化設定

  1. テスト後、GTMの 送信 > 公開 で設定を反映します。
  2. 利用する各広告媒体で、予約受付用のイベントやコンバージョンアクションを、広告の成果・最適化対象に設定します。選択できる項目は、媒体・キャンペーンの目的・アカウントの状態によって異なります。
  3. 公開後の予約ページでも、各媒体で対象イベントを受信できることを確認します。

GTMでタグが発火したこと、媒体がイベントを受信したこと、広告経由の成果として計上されたことは、それぞれ確認します。 受信だけで広告の最適化まで自動的に完了するわけではありません。

⚠️ 注意: 広告から予約までの導線も確認します。店舗ホームページなどを経由する場合は、広告クリック情報の引き継ぎや、媒体に応じたクロスドメインの連携を確認してください。FIT KARTEの予約ページに届かなかったクリック情報は復元できません。Cookieの同意・広告ブロッカー・ブラウザーの制限などにより、広告管理画面の件数と実予約件数が一致しない場合があります。

固定名と任意名の違い

項目名前の指定
GTMのカスタムイベント名そのまま入力:fit_karte_reservation_submitted
データレイヤーの変数名そのまま入力:event_id
GTMのトリガーの管理名任意の名前:例は予約申込完了。後で自分が付けた名前を選びます
GTMのタグの管理名任意の名前:例は媒体名 - 予約
GTMの変数の管理名任意の名前:例はDLV - event_id。タグで自分が付けた名前を選びます
GTMコンテナID・媒体のピクセルID・コンバージョンID・ラベル自分のIDを貼り付け:対象店舗・広告アカウントで発行された値
媒体へ送る標準イベント名・分類画面で選択:媒体が用意した項目から、予約受付に対応するものを選びます

⚠️ 注意: fit_karte_reservation_submittedとevent_idは、FIT KARTEから送る情報の名前です。GTM側だけで変更すると受け取れなくなるため、そのまま使用してください。

編集・無効化

  1. FIT KARTEのGoogleタグマネージャー連携画面を開きます。
  2. 右上の編集アイコンをクリックします。
  3. コンテナIDまたは 有効 のON・OFFを変更し、保存 をクリックします。
  4. 予約ページを開き直して確認します。

💡 補足: 編集解除 をクリックすると、入力中の変更を破棄して保存済みの状態に戻ります。

イベントが届かない場合

状況確認すること
GTMに接続できないFIT KARTEの連携が有効か、入力がウェブ用のGTM-で始まるIDか、テスト中の店舗とコンテナが一致しているか
予約イベントが表示されない公開予約ページから保存が成功したか、同じ予約の通知をすでに登録していないか
イベントはあるが媒体の予約タグが発火しないカスタムイベント名の綴り、トリガーの割り当て、同意設定を確認する
重複防止用IDが空欄予約イベントを選択しているか、データレイヤーの変数名がevent_idか、「予約ごとのIDを対応づける」で作成した変数を指定したか
GTMで発火するが媒体に届かない対象媒体のID・ラベル、基本タグの初期化、ブラウザーの制限、同意設定、媒体側の診断を確認する
媒体に届くが広告成果に出ない広告との対応づけ、計測期間、広告側の成果・最適化対象の設定、管理画面の反映状況を確認する
プレビューでは動くが通常のアクセスで動かないGTMで変更を公開したか、公開したコンテナがFIT KARTEの設定と同じか

関連マニュアル